「伝統」「品質」「信頼感」の三拍子揃った真多呂の木目込み雛人形
数ある雛人形ブランドの中で、トップクラスの知名度と品質を誇っているのが、創業より200年以上の伝統をもつ真多呂人形。
真多呂の木目込み雛人形といえば、見つめるほどに心を引き付ける、あの優しく穏やかな顔立ちが最大の魅力です。
真多呂の雛人形を購入した方たちの口コミ・評価を見てもわかるように、真多呂人形独特の満面に笑みをたたえているような穏やかな表情に惹かれてる人が多いですよね。
⇒ 真多呂人形を購入したお客様の声
私も真多呂の木目込み雛人形の実物は今までに何度も目にしていますが、人気の理由はやっぱり可愛らしくて気品のあるふっくらとした顔立ちだと思います。
もちろん木目込み雛人形は真多呂に限らず、どれも優しく可愛らしい表情をしています。
でも、真多呂人形の顔の良さはちょっとレベルが違うのです。
丸みのあるお顔に筆で目を書き入れた木目込み雛人形は、一見どれも似たように感じるかもしれません。
けれども、真多呂と他の木目込み人形を良く見比べてみると、真多呂人形の顔立ちはかなり独特ということがわかるはずです。
真多呂の雛人形には大きく分けて3タイプの顔(子供顔、少女顔、大人顔)があるのですが、昔ながらの真多呂人形らしさが特に感じられるのは、少女顔と大人顔の雛人形。
ちなみに「真多呂人形らしさ」とは何か?というと、私は個人的に頬のふっくら具合だと思っています。
真多呂人形の頬のふっくら感は本当に絶妙で、この独特な頬のラインがあってこそ、優しく穏やかで気品のある表情が醸し出せるのです。
また、実物を見ると良くわかるのですが、真多呂の雛人形は威厳と風格のある圧倒的な存在感を漂わせています。
なんというか、「ご利益ありそう」とか「守ってくれそう」とか、そんな縁起の良さを感じさせる雰囲気があるのです。
そもそも雛人形は女の子のお守りという意味を持ってますから、そんな雰囲気を漂わせる真多呂の雛人形は初節句のお祝いにぴったりですよね。
それでは、前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、数ある真多呂の雛人形の中から、おすすめの作品をいくつかご紹介したいと思います。
手頃な値段の作品から、ちょっと高価な作品まで幅広い価格帯の雛人形を紹介していますが、いずれも確かな品質の証である「伝統的工芸品」に認定された雛人形だけをピックアップしています。
※商品価格は2021年1月時点のものです。最新価格はリンク先のページをご覧ください。
本金親王 天宝雛セット 165,000円(税込)
天宝雛セットは、真多呂の雛人形の中では比較的手頃な値段の作品です。
値段は手頃でも、人形の衣装に本金が織り込まれた生地素材を使用するなど、クオリティは上級クラス。
しかも15万円以下の商品であるにもかかわらず、伝統的工芸品の要件を満たしている最高品質の商品です(写真を見ると、作品名が書かれている木札に、伝統的工芸品であることを示す「伝産マーク」のシールが付いているのがわかります)。
当然、伝統的工芸品認定の木目込み雛人形ですから、化繊やプラスチックの類は使用していません。
間口45cm×奥行22cm×高さ27cmのコンパクトな作品なので、サイズは小さくても本物志向の真多呂人形を飾りたいという方たちに人気の商品です。
⇒ 真多呂人形 本金親王 天宝雛セットの詳細・ご購入はこちら
古今親王 京極雛セット 203,500円(税込)
真多呂の木目込み雛人形は、20万円前後の作品が売れ筋です。
その中で最も人気が高く、一番の売れ行きを誇っているのが、この京極雛セットです。
金沢箔を用いた黒枠の屏風に黒塗りの飾り台、前飾りには定番の菱餅を添えるなど、全体的な雰囲気は至ってシンプル。
一方、主役の雛人形には鮮やかな色合いの衣装を着せ付け、華やいだ雰囲気に仕立て上げています。
まわりをシンプルにしているからこそ、色彩豊かな衣装を身にまとった雛人形が際立つ、そんな絶妙なバランス感覚が人気の理由です。
古今親王 有職雛セット 275,000円(税込)
有職雛セットの特徴は、なんといっても品格漂う伝統的な衣装。
「有職(ゆうそく)」とは、簡単に言うと宮中の儀式や行事に関する作法、衣裳などのしきたりのことで、この作品の雛人形も有職に従った衣装を身にまとっています。
特に注目したいのが男雛の衣装で、黄櫨染(こうろぜん)という染めを施した、深みのある落ち着いた色合いの束帯を着せ付けています。
太陽の色を象徴すると言われる黄櫨染は天皇のみが使用できる色で、昔は正確な染色法が一般に知られていなかったことから「幻の色」と呼ばれていました。
そんな、天皇以外は使用できない禁色とされていた黄櫨染を身に纏う男雛に、伝統的な美しい十二単を纏った女雛を合わせ、これ以上ない品格漂う作品に仕上げられています。
また、桜の木がダイナミックに描かれた金沢箔の屏風や、即位礼の際だけ用いられる高御座を模した親王台、鳳凰柄を描いた貝桶・燭台など、趣向を凝らした道具のひとつひとつも見応え十分です。
⇒ 真多呂人形 古今親王 有職雛セットの詳細・ご購入はこちら
本金親王 春慶雛セット 606,100円(税込)
親王飾りの中では比較的高価な春慶雛セットは(真多呂にはもっと値段の高い作品もありますが)、正絹生地に金糸を織り交ぜた最高級衣装を着せ付けています。
この作品は落とし屏風を採用しているので、とてもダイナミック。
一般的な雛飾りは、飾り台の上に屏風を置きますが、春慶雛セットの屏風は飾り台の上にのせるのではなく、床に直接置くタイプなので大変迫力があります。
サイズは間口95cm×奥行44cm×高さ43cmで、シンプルな親王飾りながらも威風堂々とした佇まいと気品に満ち溢れている作品です。
⇒ 真多呂人形 本金親王 春慶雛セットの詳細・ご購入はこちら
古代雛17人飾り 3,630,000円(税込)
こちらは、真多呂人形で取り扱っている商品の中で、最大サイズにして最上級の17人揃い三段飾りです。
サイズは間口160cm×奥行130cm×高さ98cmという迫力の大きさ。
他の雛人形ブランドでも大人数の段飾りを販売していますが、雛人形そのもののサイズも小さく、飾り台もコンパクトなものが主流です(飾り台のサイズは間口60cm程度の物が多く、大きくても1mを超える物はほとんど見当たりません)。
一方、真多呂人形の古代雛17人飾りは間口が160cmもありますので存在感は抜群です。
また、大人数の雛人形の場合、一般的には楽器を奏でる楽師団として、五人囃子や五楽人が添えられますが、古代雛17人飾りは琴と琵琶の奏者を加えた七楽人が添えられています。
そのため、大人数の雛飾りといえば通常は15人揃いなのですが、この商品は17人揃いになっています。
もちろん雛人形の数が多いだけでなく、全ての人形の衣裳には正絹を使用した豪華仕立て。
その他、屏風には伝統的な金沢箔の金屏風を使用したり、嫁入り道具は全て本金蒔絵を施すなど、最上級の名に相応しい逸品です。
ここでは数ある真多呂の雛人形の中から厳選して5作品をご紹介しました。
値段は10万円台から300万円を超えるものまで幅広い価格帯となっていますが、いずれも伝統的工芸品認定の作品なので、品質は最上級のものばかりです。
最後にもうひとつ、真多呂の木目込み雛人形の特徴について触れておきたいのですが、真多呂の雛人形を手のひらに乗せると、ずっしりとした重みがあります。
木目込み雛人形といってもボディにウレタン系の樹脂を使用しているものは非常に軽いのですが、真多呂の雛人形は桐塑を使用しているため、「これぞ本物の木目込み人形」と思わせる重みが感じられます。
伝統的工芸品に認定されている真多呂の木目込み雛人形は、すべて胴体には桐塑を使用していますので、本物志向の雛人形を探している方には、まさにぴったりの作品です。
なお、このページでは主に親王飾りを紹介しましたが、ケース飾りや収納飾り、五人飾り、十人飾り、立雛など、真多呂人形の他の雛人形はこちらからご覧になれます。
⇒ 真多呂の木目込み雛人形 商品一覧<真多呂人形 公式通販サイト>
※真多呂の雛人形をインターネット通販で購入しようと考えている方は、是非こちらのページもぜひご覧になって商品購入時の参考にしてください。
⇒ 真多呂の雛人形は公式通販ショップでの購入が絶対におすすめな理由